書名故野田俊彦遺作集
執筆/編集
発行建築画報社
画像
大分類回顧録・追悼・記念誌
小分類追悼
発行年月日1930-4-1
入手元古書購入
備考建築非芸術論で有名な野田俊彦の追悼論説集。後藤慶二と互いに描きあった似顔絵が掲載されており、仲が良かったのだなと思わせる。野田の日記も掲載されており、その日常の考えが書かれている。「『建築は実用品であればそれで充分である、芸術品である必要はない計りでなく美しくある必要もない』と云ふおれの議論もどうも近頃怪しい」など、論説では表れない肉声が読み取れる。雑誌建築画報の特集として刊行されたようだ。内田祥三は「所謂やんちゃん息子に先き立たれたやうで淋しい感がしてならない」と追悼している。


Back